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大切なこどもの歯について

こんにちは。新しい年度が始まってあっという間に2か月が過ぎました。入園や入学などを機に歯の検診を受ける機会が出てきたお子さんもいるのではないでしょうか。ということで今回は10歳くらいまでのお子さんの歯について書きたいと思います。

 

〇こどもの歯の状態について

 ・生後6か月くらいから下の前歯が生えてきます

 ・1歳を過ぎると上下の歯が生えそろってきます

 ・3歳くらいになると色々なものを食べ始めるのでむし歯リスクが高まります

 ・6歳臼歯(乳歯列の一番奥から生えてくる永久歯)が生えてきます。むし歯になりやすい歯です。

  永久歯は個人差はありますが13-14歳くらいで生えそろえます。

 ・10歳くらいまでは保護者の方の仕上げ磨きが必要です

 

〇何歳頃から検診したらいいの?

 歯が生えだしたら早いに越したことはありませんが、1歳を過ぎると上下の歯が生えそろってきますし、離乳食完了時期となり噛み合わせの重要性も高まるので検診スタートをおススメします。

 

〇歯医者での検診てどんなことするの?

 歯医者での検診は主にむし歯予防になります。

 ・まず口内を確認しながら保護者の方から仕上げ磨きなど普段のお手入れの状況についてお話を伺います。その上で磨き残しによる汚れがたまりやすい場所、仕上げ磨きの方法、おススメの歯磨き剤などケア全般についてお伝えします。

 ・また、むし歯予防対策として主にシーラントとフッ素塗布を行ないます。シーラントは歯の深い溝に、光で固まるクリームを流してあげることで、溝を ふさぐことができます。そうすることで、汚れが入り込まなくなり、むし歯を予防できます。

生えたての歯は、フッ素の取り込みが非常に良いです。そのため、この時期にフッ素塗布をしてあげることは重要かつ効果的です。

 

初めて歯医者に来るお子さんは大抵の場合泣き叫びますので検診だけでも大変です。ましてむし歯の治療となるとさらに大変です。だからこそ小さいうちから歯医者に慣れる、またむし歯を作らないという意味でも早めに歯医者デビューし、3か月に1度の継続的な検診をおススメします。

10歳くらいまでは検診時間は15分程度ですが、お子さんの機嫌の良い時間帯を選ぶほうがお子さんにとって負担が少なくおススメです。また大泣きして吐き戻してしまうこともありますので食事直後の時間帯は避けたほうがいいでしょう。

 

お子さんを小さいうちから定期的に歯医者に連れて行くのは億劫だと感じられるかもしれませんが、お子さんに歯を大切にする習慣づけができることが、将来にもわたるお子さんへの大きなプレゼントになります。

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