梅雨明けして35度を超える異常な暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は気にしている人も多いかもしれないお口の臭い、その原因と対策についてです。
◆口臭の種類
1.生理的口臭
唾液の分泌が減少して細菌が増殖し、それに伴って口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物が増えて口臭が発生します。主に『起床時、空腹時、緊張時』などに起こりますが、歯磨きや食事をすることで減少します。
2.病的口臭
歯周病、虫歯、歯や舌の汚れ(歯垢や舌苔)など口腔内の原因で起こるものと、糖尿病や消化器系、呼吸器系の病気など全身の疾患により起こるものがあります。
3.食事など外因的口臭
ニンニクやネギ、お酒やタバコなどによる口臭ですが、これは時間の経過とともに弱まります。
4.心理的口臭
検査などでも口臭が認められないにも拘らず口臭があると思い込んでいるもので、精神的に不安定な場合に見受けられます。
◆口臭対策
口臭の80%以上が口腔内に原因があるとされ、その主な原因は「歯垢や舌苔、唾液中の細菌」が口内の食べカスなどに含まれるたんぱく質を分解して揮発性硫黄化合物作ることで起こります。
【対策1】歯垢の除去
歯ブラシや歯間ブラシなどを使って歯垢を除去して口内を清潔に保ちましょう
【対策2】舌の掃除
鏡で下を確認して舌苔が付着している場合は舌ブラシ等柔らかいブラシで奥から手前に向かって数回優しく掃除しましょう。
【対策3】歯科医院で定期健診
歯周病や虫歯に含まれる細菌が口内のたんぱく質を分解することが口臭の原因の1つです。定期健診で歯周病や虫歯がないかみてもらいましょう
当院では口臭のバロメーターである唾液中のアンモニアを検出する唾液検査を受けられます。唾液を採取するだけ。検査結果は10分程度で出ます。検査料は保険のクリーニングに含まれます。
こうした客観的な検査を利用されることもおススメします。