歯がしみる原因は知覚過敏・虫歯・歯周病・ホワイトニングなど様々であり、それについては以前(2020年2月)ブログに掲載済みですが、寒い季節が到来して「冷たいものが歯にしみる~」なんて方も多くなってきたかと思いますので、今回は『知覚過敏』の予防と対応に絞って書きたいと思います。
◆原因
歯は表面から内側に向かって〔エナメル質→象牙質→神経〕という構造になっていますが、表面のエナメル質の内側にある象牙質が露出してそこに飲食や歯磨き、風が当たるなど刺激が加わりさらに内側にある神経が刺激されるために痛みが起こります。
◆予防
普段自分でできる予防は象牙質の露出を防ぐことで歯がしみない健康な口内を維持することです。
・歯磨きをしっかりすることで歯の表面のエナメル質が溶け出すのを防ぎましょう。
・歯茎が下がって歯根の象牙質が露出することを防ぐため、睡眠時歯の食いしばりや歯ぎしりをする場合はマウスピース付けましょう。歯医者で作れますのでご相談下さい。
◆対応
もうすでに歯がしみるようになってしまった場合の対応です。
【自分でできること】
象牙質が既に露出してしまって歯がしみる場合は硝酸カリウムや乳酸アルミニウムといった知覚過敏に効果のある成分が配合された歯磨き剤を継続して使用しましょう。また歯ブラシは柔らかめのもので優しく磨いてあげましょう。
同時に早めに歯医者さんに行くことをお勧めします。
【歯医者での治療】
知覚過敏の原因となっている象牙質の露出を埋める処置を行います。これにより象牙質から神経へ刺激が伝わりにくくして知覚過敏の症状を抑えます。
それでも痛みが激しく続く場合は神経に炎症が起きている場合があります。我慢ができないレベルの痛みであれば歯の神経を取り除くこともやむを得ないケースも出てきます。
最初に書きましたが、歯の痛みの原因は様々です。歯が痛い・しみるな~と感じたら早めに歯医者で診てもらいましょう。