こんにちは。稲沢駅前ほほ笑み歯科クリニックです。

すっかり寒くなりましたね。

さて、今回は虫歯と脳出血の関係についてお話します。

虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が、脳出血の発症にも関与していることを国立循環器病研究センター（大阪府）や京都府立医大、大阪大のチームが突き止め、英科学誌電子版にて発表されました。

脳出血の新たな危険因子とみられ、予防や治療薬の開発に繋がる成果です。

また、この菌に感染することで脳出血の危険性は４倍高まることもわかりました。

更に、菌は口移しなどで母子感染する恐れもあるとのことです。

ではミュータンス菌とは？

日本人の60～70％が口内に持っている菌です。

その内、人体の止血作用を阻害する特殊な「コラーゲン結合タンパク質」を保有しているタイプの菌は、日本人の約8％が持ち、脳出血の患者では約30％が保菌しているそうです。

ミュータンス菌を減らすには、日ごろの正しい歯磨きと、定期的なプロケアを受けることです。

歯磨きは虫歯予防だけでなく、脳出血の予防につながるということになります。

ただ、毎日のご自身でのセルフケアだけでは不十分です。歯磨きだけでは取り除けない歯垢の除去や、虫歯を早期発見することも大事です。

その為には、歯科クリニックでの定期健診やクリーニング（プロケア）を受けることです。

是非、定期的に歯科クリニックに通い、虫歯予防を行いましょう！　お口の中の菌を減らすことが、全身の健康につながります。

（当院では定期健診は3ヵ月に一度を目安に、受けていただくことをおすすめしています。）

ほほ笑み歯科クリニック